『THE KING 2』は、標準的な3バンドEQではなく、5つのEQコントロールを指先で操作できるようにしたマルチバンドコンプレッサープラグインです。以下の帯域を自由に調整可能です。

• Low
• Low Mid
• Mid
• Mid High
• High

また、各バンドのスレッショルドとメイクアップ・ゲインを自由に調整できます。これにより、プロデューサーだけでなくリスナーの耳も満足させる、驚くほどクリアでプロフェッショナルなサウンドを得ることができます。

マルチユースツールとしてのミックスノブ

MIXノブは、エフェクトの適用されている度合いを調整したり、ドライミックスと比較したりするために使用できます。またドライサウンドの30％をミックスに加えることで、パラレルコンプレッサーとしても使用できます。

内蔵リミッター

サードパーティ製のリミッターを使う必要はありません。W.A Productionは、多数のエフェクトがCPUやラックスペースを消費することがどのようなものかを知っているだけでなく、整理されている方が生産性が高いことも知っています。

リミッターは、スイッチを押すだけで、マスタートラック、個々のオーディオファイル、MIDIインストゥルメントが0dBマークを超えないようにします。0dBマークは「ユニティゲイン」とも呼ばれ、曲の中での最大ピーク値です。これを超えると「クリッピング」と呼ばれる現象が発生します。

アップワードコンプレッションとダウンワードコンプレッション

これらのエフェクトは、The King 2のインターフェース上にある2つの独立したノブです。

Upward CompressionまたはDownward Compressionノブを調整すると、どちらかのコンプレッションが増加または減少します。どちらのノブもデフォルトは100で、0に落としたり、200に増やしたりすることができます。

タイムノブ

アップワードコンプレッションとダウンワードコンプレッションのアタックタイムとリリースタイムを調整することができます。W.A Productionでは、この2つのコンプレッション・オプションが、マルチバンド・エレメントのミックスを引き立てる効果があると評価しています。

マジックEQ

King 2のMagic EQは、マスターラック、個々のオーディオファイル、MIDIインストゥルメントなど、影響を受けるものすべてにEQを追加することができる素晴らしい機能です。Magic EQは、主にクリーニングのために設計された3つの異なる形状/カーブを持っています。1つ目のオプションは、影響を受ける要素にクリーンなサウンドを与えるために、濁った周波数をクリーンアップするように設計されています。Magic EQの2番目と3番目のオプションは、主にプロジェクトのマスタートラック用に設計されています。

様々な要素を一度にクリーンアップすることに重点を置いて設計されています。つまり、濁った周波数をクリーンにして、クリーンに磨いたものを増幅します。これにより、明るいトーンを輝かせ、より鮮明なサウンドを得ることができます。

入力／出力ゲイン

圧縮プラグインの大きな要素として、入力ゲインと出力ゲインのオプションがあります。この2つのオプションは、The King 2を何に使用するかによって非常に重要になります。例えば、MIDIインストゥルメントを使用していて、インストゥルメントのゲインがどれくらいThe King 2に入ってくるかを判断する必要がある場合、Input Gainノブを調整し、The King 2のエフェクトがどれくらいミックスに押し出されるかを判断します。

これらの機能は、理解して使うことが重要です。なぜなら、これらの機能は、エフェクトの明瞭さをもたらし、The King 2の素晴らしさを本当に示すことができるからです。W.A Productionは、プロデューサーがこの機能を活用して、The King 2が提供する強烈なサウンドを手に入れることを願っています。

主な特徴

• 5バンドに搭載されたスレッショルドノブ／メイクアップゲインノブ
• インプット／アウトプットゲインの調整
• アップワードコンプレッションノブ／ダウンワードコンプレッションノブ
• リリースタイムノブ
• プラグイン全体に適用されるMIXノブ
• 3つのシェーピング／カーブを搭載したMagic EQとビルトインリミッター
• リサイズ可能なインターフェース